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					| パッチワークキルトの世界 |  
					| 小高い丘から眺める田んぼはパッチワークキルトの世界だ。黄金色、黄色、緑色。刈入れの終わった所もある。自然が染め上げたキルト模様。キルトの素朴さと真心がこもった一針が作る暖かさが好きだ。 キルト一枚を肌掛けにして寝ていた季節もまもなく終わる。真下に広がるパッチワークキルトの世界。ハゼ掛け(お米を天日干しにする作業)のない風景が寂しい。
 周りではツクツクボウシが鳴いている、中々最後まで鳴ききらない。途中で鳴き止むのを聞いたままでは後味が悪い。最後まで鳴き切ったのを聞いてから丘を降りよう。
 1999/09/11
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