2000年4月  Back

 空白の予定表 4/28
 何とか28・29日と3〜7日の休みが確保できた。でも全く予定が無い、スケジュールが埋まったのは明日の結婚式参列と3日のあやこさんのフリーマーケットだけ。猫が三匹になってしまいキャンプも1泊の予定。

不思議なものであんなに時間の余裕に恋焦がれていたのに、いざ手にしてみると時間の消費に悩んでしまっている。以前の様に心にゆとりを戻す為にGWはリハビリに充てよう。休みのスケジュールなど何も無いのが私の本来のスタイル。予定表に空白が多くなるに従い元の自分に戻れてゆく。
カレンダーに付いた印が何もなくなった時、私は人に戻ることができる。


 春の1日だけはベジタリアン 4/19
 昨日の夕食の食卓は春の恵みで溢れていた。
タラの芽、山ウドの新芽、そしてせりと三種類の天婦羅の揃い踏み。
あやこさんオリジナルのセリのピリカラサラダ、タケノコの煮物にフキ味噌が脇を固め春爛漫。
旬の物を少しだけ、来年もまた恵みを授けてくれることを願い謙虚にいただく。
五感を総動員して春を味わう。
材料費0円の超豪華な食事。
 
取ろうとすればまだこの先も暫くの間タラノ芽は取れる、しかし1日だけで十分。
そのほうが来年のこの日の楽しみが大きくなる。

 里山から里川へ 4/16
里川 いつもの休日は早く目覚めるのだが今日は疲れが溜まっていたせいなのか目覚めたら9時を回っていた。隣のベットのあやこさんはもうとっくにおきていない、あやこさんのベットの上には何故かハナ(G・レトリバー)が寝ていた。

 遅い朝のコーヒーを飲みながら昨日から続く小雨の里山を眺めているうちに急に釣りに出かけたくなった。先日Sugiさんの里川の釣行記のせいなのだろうか、それとも少しだけ癒されたくなってきたのだろうか。身支度はためらいも無く、10年近く釣りに着続け所々に穴のあいたオーロンのラガーシャツを取り出す。ロッドも20年以上付き合っているバンブーを無意識に取り出していた。今年初めての川の釣りなのになぜか落ち着いて身支度をしている。

 行き先はお隣、K町のA川、自宅から30分ほどの場所。車を目的地に向け走らせる。薄く霧がかかり萌黄色に染まった里山が目に飛び込んでくる。所々に山桜の薄化粧、隣の席に置いたデジカメになぜか手を出さずに心の中でシャッターを押し、数カットを記憶のアルバムに取りこむ。いつも川に向かうときの速度から比べ今日は異様に遅い速度で車を走らせている。時々ギアを5速に入れるのを忘れてしまう。小さな峠を越せばお隣K町、市街地を抜け山間部に車を向ける。進むに従い山の景色は暦が戻って行く。丁度日付を1週間ほど戻した山の景色の付近で車を川辺に向けた。

 途中で購入した入漁券をライセンスフォルダーに、ミネラルウォーターをベストの背ポケットに入れていると急にお日様が顔をだしあたたかく私を川に迎え入れてくれた。煙草に火をつけリーダーをつけてている私の周りにペイティスのダンがお尻を重そうに下げ弱々しく飛んでいる。8Xのティペットにライトケイヒルのボディー色の#20ソラックスダンを結び、幾つかのライズの中から川を見たときから決めていたポイントに今年のファーストキャストをする。久しぶりの川のせいか上手くフィーディんグレーンに乗らず、遠すぎたキャストになってしまい少しラインを引き戻し修正する。フライが予定したラインに何とか乗り、さっきまでライズのあった場所でフライが消える。私の今年のファースト・キャストを18cmのヤマメが迎えてくれた。


 パソコンに埋もれて 4/10
 ここ暫くパソコン4〜5台を使った仕事が続いている。ディスクトップ3台にノート型2台、数台はLANで接続され他は開発中の機器に繋がっている。数種類のアプリケーションとOS、おまけにキーボードの配列も多少異なり頭の中は悲鳴を上げている。パソコンに繋がるインターフェースも光ファイバー通信、パラレル、シリアル。おまけに2進数、10進数、16進数にASCII文字と「これでもか!」の状態。これらの機器が連動し作動しいている様は何故か恐ろしい。ハードを含め扱う数字の単位も「−12乗」から「+12乗」、数字に直すと「0.000000000001」〜「1000000000000」までの範囲。こうして改めて見直すと弱電屋の使う数字の範囲の広さに驚いてしまう。椅子に座り5台のキーボートを操作する日々も後二週間ほどは続きそうだ。



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