2001年1月  Back

 ルームNo311 1/30

 日曜に北緯40度を超え、青森のあるホテルのNo311が今日までの仮住まいだった
ごたぶんにもれずこの時期のホテルの部屋は乾燥がひどい状況だった。部屋入ると最初にばするのはバスタブに熱いシャワーを落とし、部屋を湯気いっぱいにする。ペアガラスの窓が曇ったころ、シャワーを止め入浴後もバスタブのお湯はそのままの状態する。これでもかと、バスタオルを充分湿らせいすの背中にかけておく。
ここまでやっても、潤いのある時間は長く続かない。

窓の外は相変わらず雪が舞っている、部屋に入ってから暖房を切っているのにTシャツでちょうど良いほど部屋は暖まってしまっている。

 明日は秋田に移動、明日のホテルは如何なのかな。

 元旦から朝帰り、そして自分の可能性を信じて 1/1
 2001年は元旦から朝帰りで始まった。年越しのイベントが各地で行われていたが、深夜AM1:00に、栃木放送のストリートライブ中継に友人が出演したので応援に出かけた。最近はフォークブームとやらで若いシンガーが多くいるようだ、確かにギターも上手いしルックスもビジュアルと呼ぶにふさわしいもの。そんな中に私の友人、五十代のストリートシンガーはやはり異様だった。共演者二人の合計年齢が彼の年齢、ストリート経験は彼らの生まれる以前からだ。
 番組が終わり、二人で車で戻る約一時間の道程、少し饒舌で、少し無言の時間が嬉しかった。私達二人の年齢は合計で一世紀を超えてしまう。でも『昔は良かった』とは二人の会話には絶対出てこない。互いにまだ自分の可能性を信じていることが、その言葉を言わせないのかもしれない。


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