陽炎と逃げ水
夏から連想する言葉、陽炎と逃げ水。
私はこの夏、この二つとも意識して見ていなかった。
仕事での外回は以外に都市部が多い。当然交通量も多く、遠くを見渡せる道路が少なかったせいなのかもしれない。
釣りに出かけても、早朝の往路と暗くなっての帰宅では当然見ることが出来ない。
キャンプに出かけない夏も久々だったが、陽炎と逃げ水を見ない夏は少し寂しい。
高校生の夏休み、自転車にキャンプ道具を積みこんで1週間ほど走ったことがある。
当然逃げ水が本物の水ではないことを知ってはいたが、なぜか逃げ水を追いかけていた。
自転車の巡航速度は精々20km、逃げ水が見えている時間も当然長い。
車の移動が当り前になってしまった今、逃げ水を見つけてもほんの数秒だろう。
仕事に追われ、この数秒を楽しむ余裕さえも無くなっていた自分に唖然とする。
見えなかったのは、自分のせいなのだ。
=== 8月17日放送 ===
最近、あるTV-CMのフレーズが気になって仕方ありませんでした。
そのフレーズとは、「初めてのキスの相手は、まだ独身だった。」
本を読んでいるとき、何気に耳に入ったこのフレーズ
数日後、このCM全体を見ることが出来るまで
何を伝えたいのか理解できませんでした。
CMを見た後、ちょっとしたタイムスリップのほろ苦い時間がありました。
=== 8月10日放送 ===
8月10日、丁度夏休みの中間点です。
都会では青空に湧き上がる入道雲を見ることも出来なくなり、
当然ながら、網をもってトンボを追いかける子供たちも
見ることも出来ません。
田舎では子供たちはまだトンボやクワガタに夢中になっているのだろうか?
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