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 エイジアン・パラム 新井英一全集 第1巻 vol.7 (99/8/25)
待望のオリジナルアルバムが先月発売されました。アジアの風と題したタイトルからもわかるようにアジアを強く意識した構成になっています。収録一曲目「酒呑童子」の「ここは大和の国♪」の歌詞に驚き、三曲目のタイトル「ジパング」に驚きました。同名収録曲「エイジアン・パラム」はライブではお馴染みの一曲で歌い込まれた仕上がりになっています。一部昭和30年代の歌謡曲を感じ取れる曲が私にはあり、初めて聞く曲の中に懐かしさが感じ取れました。「ほたる(詩:新井英一 曲:高橋望)」がお気に入りの一曲に加わりました。この曲も歌い込まれ進化して行くことが楽しみです。ラスト曲「君のままで」は女性ファンを意識した作品なのかな? 今までとはかなり印象の違うジャケット・デザインと共に新しい新井さんが動き始めたのかもしれません。

 果てなき航路 新井英一全集 第1巻 vol.1
私の一番のお気に入りのアルバム。「リキに捧ぐ」、「雪に書く恋文」、「君に夢の歌を」、「ジプシー」、そして「所詮男と言う奴は」、名曲「シャングリラ」他。
新井さんの好きな曲ベスト・テンを私なりにピックアップすると半数はこのアルバムからになってしまいそう。
好きな「所詮男と言う奴は」をいまだにライブでは聞いたことが無い。新井さんの歌はCDなんかより絶対ライブと思っている私には、一番好きなこの曲をライブで聞いたことが無いのが残念だ。ライブで聞く「シャングリラ」のように唄い続け、演奏を続ける事により熟成したように、「所詮男と言う奴は」もライブで唄い続けて欲しい1曲です。

 オールドファッションラブソンング 新井英一、ゴンドラの歌
昨年発売されてから何度聞いた事だろう、いまでも最初の感動が色あせる事はない。新井さんの声が新井さんらしくと組上げた真空管シングル6Wのアンプ、やっと最近エージングも済んだのか良い音を出し始めた。
同アルバムに収められている「イムジン江(がわ)」、あのフォーク・クルセダーズが発禁になった曲である。詩の一部が違っていた。
昨年(1997/11)当地で行われた新井さんのライブ後、打ち上げの席で新井さんと同席になる事が出来この件を質問させて頂いた。新井さんから返ってきた言葉は「今更南も北もないでしょう、私の故郷は半島ですから」。強烈だった自分がAsianである事を確認させられた。

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 オオカミ狩り(ヴィソーツキイとパリの男たち) 新井英一全集 第1巻 vol.6
アルバム果てしなき航路に収録されている「雪に書く恋文」を含み旧ソ連時代の伝説の反体制歌手ヴィソーキイ(1937-1980)の作品5曲、ジョルジュ・ムスタキ「エデン・ブルース」「私の孤独」2曲、全13曲
アルバムのタイトルにもなった「オオカミ狩り」が圧巻、他「ラ・ノワイエ」(セルジュ・ゲンスプール)にいままでにない新井さんの一面を見ることが出来ました。前作「オールドファッションラブソング」に続いて全作品がカバー作品ではあるが、どの曲を取っても新井英一そのものである。

 山根麻衣を知っていますか?
山根麻衣という歌手を初めて知ったのは、柳ジョージがソロ活動を始めた最初のツアーだった。彼女が妹(栄子)とバックにいた。1部が終わるまでは特に気になってはいなかったのだが、山根麻衣の紹介後、彼女のソロが始まった、ぶっ飛んでしまった。こうして彼女の歌を聴き始めるようになった。その後彼女の全てのレコードを買い、久保講堂のファーストライブ、しばらくたってからの草月会館のライブと足を運んだが、彼女のメジャー活動はその後伝わってこない、残念だ。彼女のお気に入りの黒のショールをまとってのライブがなつかしい。
オールドアメリカンポップス、R&B、ロックとジャンルに関係無く、強烈に入り込んでくる山根麻衣。

 Misia(ミーシャ):Mother Father Brother Sister
すごい歌手がデビューした、ミーシャに夢中!。最近私がUA(ウーア)を気に入って聴いている事を知った若いご夫婦に、50才の誕生日プレゼントにCDを頂いた。なんとこれがスッポリとはまってしまった。マライヤを彷彿させるハイトーン、ソウルフルなシャウト、私のお気に入りCDベスト・スリーに早速登録。星野の降る丘:スローなイントロからドラマチィックなエンディングへの構成、メロディー、詩、聞きごたえのある逸品。
10年後のMisiaが聴きたい。


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